ネットアップは6月6日、中堅企業向けの2Uのストレージ新製品「FAS2220」の販売を開始したと発表した。本製品は、より手頃な価格で購入でき、中堅企業のニーズの拡大に応じて容易に拡張できるエントリーレベルの製品となっている。価格(システム最小構成)は、シングル構成(SATA 1TB 6本)で95万円(税別)。
同製品は、ネットアップの新しい「Flash Pool」テクノロジを採用している。同テクノロジーは、ネットアップのバーチャルストレージティア機能を中堅企業市場に提供するテクノロジーで、キャッシング手法を使用して、アクセス頻度の高いデータを高性能メディアに移動し、パフォーマンスの最適化する。新製品はSAS、SATA、SSDの各ドライブに対応し、最大ドライブ数は60(内蔵12+外付け48)で、最大ストレージ容量は180TB。
また、ストレージ管理ツール「NetApp OnComman System Manager2.1」で、ネットアップストレージを管理し、セットアップと運用管理の両方を自動化できる。
そのほか、クラスタリングにも対応しているため、必要に応じてストレージ容量を共有ITインフラにシームレスに追加できる。さらに、SATA搭載のFAS2220の場合、ディスクを外付けシェルフまたはFAS2240に移動して、インプレースアップグレードを実行できる。