アルプス電気は6月6日、欧州のデジタルラジオ規格DAB/DAB+/DMB-Aに対応した車載用チューナ「TDGW9」シリーズを開発したと発表した。

欧州では、デジタルラジオへの関心が高く、サービス向上を目指した複数規格の利用およびデジタルラジオ受信機能の搭載法制化が進みつつある。同製品は、45mm×30mm×9mmという小型化を実現しながら、DAB/DAB+/DMB-Aの3つの放送規格に対応。さらに、各種要求事項に対応可能なファームウェアを搭載しており、ソフトウェア開発期間の削減にも寄与するという。

また、小型化に伴う、回路間の干渉などを削減し、低ノイズかつ高感度を実現している。搭載ファームウェアの各種チューニングサポートを行うことで、様々な受信環境にも対応できる。

なお、サンプル価格は6000円。5月より量産を開始しており、2014年には月産1万5000個体制とする計画。

欧州のデジタルラジオ規格に対応した車載用チューナ「TDGW9」シリーズ