Texas Instruments(TI)は6月5日、スマートグリッドおよびセンサ・コントロール向けに90%の高い電力変換効率および低ノイズ性能を持った200mA 60Vの高密度SWIFTTM同期整流降圧型レギュレータ「TPS54061」を発表した。

同製品は、ハイサイド(高圧側)およびローサイド(低圧側)両方の電力制御MOSFETを集積しており、産業用オートメーションおよび、4~20mAのセンサ・コントロール向けの他、スマートメータ、Power over Ethernet、コンピューティングおよびコンシューマ製品に適している。

入力電圧24V、出力5V、50kHz動作時に、90%の電力変換効率を実現している他、62Vまでの高電圧過渡波形への耐久性を備える。さらに、軽負荷の場合でもエネルギーを節約しながら、4.7~60Vと広範囲の入力電圧を管理。また、動作電流が90μA、シャットダウン電流が1.4μAと低消費電力動作ができる。

なお、パッケージは3mm角の8ピンSON PowerPadTM。1000個受注時で1.65ドル。すでに量産出荷を開始している。また、入力電圧範囲8~60V、定格入力電圧24Vで、3.3V、200mAの出力を有する評価モジュール「TPS54061EVM-142」も供給中。

高密度SWIFTTM同期整流降圧型レギュレータ「TPS54061」