ジャパンディスプレイは、世界最高レベルとなる2.3型WXGA(1280×800画素、651ppi)の超高精細TFT-LCDを開発したと発表した。
スマートフォンやタブレットなどのモバイル機器向けディスプレイでは、素早い判断、処理を可能とするために大量の情報を1画面に表示することや、従来以上に高い臨場感の表示を可能とすることが求められている。
今回、低温Poly-Si TFTを形成する加工技術と精度の高い組み立て技術を基にして、高精細TFT-LCDを開発。現在、同社が生産しているスマートフォン用高精細ディスプレイのおよそ2倍の精細度を実現した。画素ピッチは39μm。ドットによるジャギーのない活字印刷なみの滑らかな文字表示や、グラビア写真と同等の高品位で臨場感に優れた表示を実現した。文字表示に関する官能評価においても高い評価結果を得ており、651ppiの超高精細表示の有用性を確認したという。