Net Applications - Usage Share Statistics for Internet Technologies. |
Net Applicationsから2012年5月のデスクトップブラウザシェアが発表された。5月はChromeだけが成長し、FirefoxおよびIEはともに減少している。Chromeは長期的に成長傾向が続いており、2割以上のシェアを持つ可能性がでてきた。逆にFirefoxはついに20%を切る結果となった。
2012年5月短周期一括型バージョン別ブラウザシェア/円グラフ - Net Applications報告 |
2012年5月短周期一括型バージョン別ブラウザシェア/棒グラフ - Net Applications報告 |
順位 | ブラウザ | シェア | 推移 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | IE | 54.05% | ↓ | 微減 |
2 | Firefox | 19.71% | ↓ | 下落傾向 |
3 | Chrome | 19.58% | ↑ | 上昇傾向 |
4 | Safari | 4.62% | ↓ | 微減 |
5 | Opera | 1.57% | ↓ | 微減 |
順位 | 短周期一括型バージョン別ブラウザ | シェア | 推移 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | IE8 | 26.92% | ↑ | 29ヵ月連続1位。微増 |
2 | Chrome+ | 19.58% | ↑ | 微増 |
3 | Firefox 4+ | 17.05% | ↑ | 微増 |
4 | IE9 | 17.00% | ↑ | 上昇傾向 |
5 | IE6 | 6.17% | ↓ | 下落に転じる |
6 | Safari 5.x | 4.31% | ↓ | 微減 |
7 | IE7 | 3.43% | ↓ | 下落傾向 |
8 | Firefox 3.x | 2.51% | ↓ | 下落傾向 |
9 | Opera 11.x | 1.40% | = |
Net Applicationsの調査結果では、IEのシェアが1位でとなっている。一方で、同じくWeb分析企業であるStatCounterの調査によると、5月の分析結果で初めて歴月においてChromeのシェアが世界1位になったと発表されており、調査方法の違いによって結果が異なっている。ただし、どちらもChromeがシェアを拡大させている点については共通している。
バージョン別では、IE8およびIE9がシェアを伸ばし、IE7およびIE6が落ちている。この結果からMicrosoftが今年から取り組んでいるIEの自動アップグレードがうまく進んでいることが見て取れる。また、IE9の強い成長傾向は継続しており、Firefox 4+のシェアに肉薄している。
4月に公開されたFirefox 12の登場が影響しているのか、Firefox 4+ではわずかながらシェアを回復した。また、Firefox 3.6のサポート終了に伴い、MozillaのリリースマネージャであるAlex Keybl氏が5月9日よりFirefox 3.6からFirefox 12への自動アップグレードを行っていることを発表している。Firefox 3.6の下落傾向は変わらず、今後もFirefox 3.xのシェアは下がり続けていくことが予想される。