Texas Instruments(TI)は、LEDドライバの設計において外付け部品が不要で、複雑な部品レイアウトの課題を解決する、完全集積型のLEDドライバ・マイクロモジュールとして出力電力14W品「TPS92550」および同23W品「TPS92551」の2製品を発表した。

2製品ともに出力電流450mAのDC/DC LEDドライバ・モジュール製品で、LEDの点灯に必要な電力回路および受動回路を1個のICパッケージにまとめており、4個以上の構成部品を1個のモジュールで置き換えられることから、事実上、電源設計リソースを不要にすることができる。

また、照明製品の設計者は、これらのLEDドライバ・モジュールを同社の「WEBENCH LED Architect 設計支援ツール」とともに使用することで、最少の部品点数で、最大18灯のLEDで構成されたストリングを、最大96%の電力効率で駆動する電源管理回路を設計することが可能だと同社では説明している。

なお、2製品ともにすでに量産出荷中。パッケージは7ピンTO-PMODで、1,000個受注時の単価(参考価格)は、TPS92550は5.00ドル、TPS92551は5.50ドルとなっている。

TIの完全集積型LEDドライバ・マイクロモジュールのイメージ図