SME Server is a leading Open Source distribution for small and medium enterprises. |
SME Serverプロジェクトは25日(米国時間)、SME Serverの最新版「SME Server 8.0」を公開した。SME(Small to Medium Enterprise) Serverは、中小企業向けのエンタープライズサーバOSとして開発されているLinuxディストリビューション。同じLinuxディストリビューションであるCentOSをベースにしている。
SME Serverは高価なプロプライエタリサーバの代替サーバとなることを目的に開発されているオープンソースのOS。ファイル共有やプリンタ共有、インターネット接続の自動化、メール、ファイアウォール、リモートアクセス、ディレクトリサービス、Webホスティング、RAID、バックアップ、セキュリティ自動更新など、さまざまなサーバ機能が提供されている。
SME Server 8.0はCentOS 5.8をベースにしている。CentOS 5.8はRed Hat Enterprise Linux (RHEL) 5.8に対応したバージョン。8.0ではバックアップシステム、ファイルサーバ、メールサーバ、Webサーバなどの機能で改善や修正が行われており、実験的にLDAPがサポートされたほか、新たな言語への対応なども実施されている。
SME ServerはライセンスにGNU GPLを採用しており、無償で利用できる。アーキテクチャはi386のみのサポートとなっており、ISOイメージはプロジェクトのダウンロードサイトより取得できる。