エプソンは、A3カラーページプリンタの新商品として、35.8枚/分のモノクロ印刷を実現したコンパクトモデル「LP-S5300」および、A3カラー複合機の新商品として、ベーシックモデル「LP-M5300」シリーズを6月1日から順次発売すると発表した。
価格はいずれもオープンだが、市場想定価格は「LP-S5300」が5万円台後半、「LP-M5300」が19万円台後半。
「LP-S5300」は、A3カラーページプリンタでありながら、企業での出力頻度の高いモノクロの高速印刷とコンパクトサイズを両立したプリンタ。ファンレス設計の採用により静粛性を実現し、従来機種である「LP-S5000」に比べTEC値を24%削減。標準容量のMサイズトナーに加え、小容量のSサイズトナー(シアン、マゼンダ、イエロー)がつき、使用状況に応じて使い分けることができる。
一方、「LP-M5300」シリーズは、モノクロ印刷35.8枚/分を実現したA3カラー複合機。PCレスでUSBメモリから直接印刷や割付コピーをはじめとするコピー機能、パスワード認証印刷(メモリーの増設が必要)などのセキュリティ対策など、オフィスワークをサポートする機能を搭載している。
両製品はトナーカートリッジ・感光体ユニットが共通のため、複合機「LP-M5300」シリーズはフロアーに1台、「LP-S5300」はワークグループごとに1台など、組み合わせて配置することにより、効率的な消耗品の運用が可能だという。
「LP-S5300」の主な仕様は、解像度が600×600dpi(C-PGIのスクリーン処理により9,000×600dpi相当)、印刷スピードが片面/カラー印刷時で8枚/分(A4ヨコ送)、片面/モノクロ印刷時で35.8枚/分(A4ヨコ送)、両面/カラー印刷時で8ページ/分(A4ヨコ送)、両面/モノクロ印刷時で24.5ページ/分(A4ヨコ送)。外形寸法はW499.5×D537×H407mmで重量は約42.4kg。
「LP-M5300」の主な仕様は、ファーストコピータイムがモノクロ14.4秒、カラーが26.9秒、読み取り解像度が300×300dpi、600×600dpi、書き込み解像度が600×600dpi(C-PGIのスクリーン処理により1,800×600dpi相当)。