マクロミルは5月29日、2012年4月より働き始めた全国の新社会人(会社員・公務員)を対象に実施した「新社会人の意識調査」を結果を発表した。同調査は、対象者全員が「平成生まれ」となった今年の新社会人の意識を探ったもので、今年で5回目の実施となる。
調査はインターネットリサーチによって5月10日から5月11日に行われ、有効回答は500名から得られた。
「現在の勤務先にどの程度満足しているか」を尋ねたところ、「満足」という回答が21%、「どちらかといえば満足」が49%となり、合計で70%が満足している結果となった。職場に満足しているポイントは「人間関係がよい」が最多で60%、次いで「職場の雰囲気が自分に合う」49%がトップ2だった。
「現在の勤務先の満足度(満足+どちらかといえば満足)」と「勤務先が第何希望だったか」を時系列で比較してみると、今回の満足度は70%と、2011年調査と比較すると8ポイント下降しているが、2009年調査と同レベルだった。一方「勤務先が第何希望だったか」をみると、第1希望は年々下降傾向にあり今回は40%と最も低くなっている。
職場の先輩たちに「ジェネレーションギャップ」を感じることがあるか尋ねたところ、「ある」という回答が49%と約半数を占めた。
ジェネレーションギャップを感じることがあるか 資料:マクロミル |
どのような時にジェネレーションギャップを感じるかについては、「平成生まれ、ゆとり世代などと若者扱いされた時」が20%で最も多く、次いで「好きな芸能人やアイドル、昔のドラマやアニメの話題になった時」が16%、「カラオケで懐メロなど知らない曲を聞いたり、昔の音楽の話題になった時」が14%となっている。
社内のコミュニケーションを深めるために勤務時間以外のコミュニケーションが必要かどうかについては、9割以上が「必要」と回答した。一方、相手が上司の場合「必要だと思うが、負担を感じる」という回答が57%、「先輩」の場合は48%、「同期入社の同僚」の場合は24%となった。
実際に、勤務時間以外で上司とどのようなコミュニケーションをとっているかを尋ねると、「昼食時に話をする」「飲みに行く」が34%。同期入社の同僚ではそれ以外に「メール」「休日に会う」「SNSやツイッター」などの方法でコミュニケーションをとっていた。