Apache JMeter is open source software, a 100% pure Java desktop application designed to load test functional behavior and measure performance.

The Apache Software Foundationは28日(米国時間)、Apache JMeterの最新版「Apache JMeter 2.7」を公開した。JMeterは、Javaで開発された負荷試験およびパフォーマンス計測用アプリケーション。もともとApacheのJakartaプロジェクトで開発されていたが、昨年の10月末よりトップレベルプロジェクトとなった。

JMeterはWeb(HTTP/HTTPS)、FTP、SOAP、JDBC、LDAP、JMS、メール(SMTP/POP3/IMAP)などさまざまなサーバに対して、負荷またはパフォーマンステストが行えるツール。ネイティブコマンドやシェルスクリプトにも実行でき、さまざまなテストサンプル集が用意されている。また、プラグインやユーザ自身によるテストの拡張も可能。

JMeter 2.7では改善やバグフィックスがメインに行われている。JMeter 2.7における主な注目点は次のとおり。

  • 「OS Process Sampler」および「Test Action sampler」の導入
  • JMSおよびWebservice(SOAP)サンプル集の改善
  • 集計グラフの改良
  • HTMLレポートのデザインの改善
  • メーラービジュアライザに国際化(i18n)のサポートを追加
  • ERROR/FATALメッセージの数を示す新しいビジュアルインジケータを導入
  • パラメータ行の詳細を表示するダイアログボックスの追加

JMeter 2.7の動作には、Java 1.5またはこれ以降のバージョンが必要。プロジェクトではすべてのJMeterユーザに対して、JMeter 2.7へのアップグレードを推奨している。