千葉大学、三井不動産、みらい、パナソニック社は2012年5月、千葉大学の千葉県・柏の葉キャンパスエリアにおいて植物工場の利用を推進する「街中植物工場コンソーシアム　柏の葉実証部会」を組織化したと発表した。

同コンソーシアムは住宅、学校、商業施設、病院など街の中のあらゆるところに植物工場を設置し、それらをネットワークで接続して地域で最適利用を行う「みらい畑スマートネットワーク」の構築を目標に活動する。

「みらい畑スマートネットワーク」概要図

活動の第1弾として、2012年9月1日から2013年8月31日の1年間、柏の葉キャンパスエリアの住民10世帯程度をモニターに、ネットワーク型家庭用植物工場の実証実験を行う。モニターは、パナソニックが開発した家庭用植物工場を設置し、千葉大学監修の下でみらいが開発した家庭用栽培レシピ(種/苗など)を使用して野菜の栽培を行う。

実験内容は、「モニター宅における家庭用植物工場での野菜栽培」、「ネットワークを活用した専門家による栽培支援」、「ネットワークを活用したモニター同士の交流支援」。

「栽培状況管理画面」

「物々交換申請画面」

4社の役割は、千葉大学:全体監修と家庭用植物工場外観デザイン、三井不動産:ネットワーク構築とWEBサイト運営、パナソニック:家庭用植物工場製作、みらい:種・苗など栽培レシピ提供、モニター栽培支援となっている。

「家庭用植物工場」