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Microsoftが公式ブログ「The Visual Studio Blog」において、次期バージョン「Visual Studio 11」の製品ラインアップおよび対応プラットフォームを公表した。Visual Studioは、Microsoftが開発者向けに提供している統合開発環境。Visual Studio 11では、新たにWindows 8で採用されたUI「Metro」スタイル向けのソフトウェア開発をサポートしている。
Microsoftでは2月末に「Visual Studio 11 Beta」を公開しており、Ultimate、Premium、Professional、Test Professional、Express for Windows 8、Express for Webなどがすでにラインアップされている。発表によると、これらに加え、新たに「Visual Studio Express for Windows Phone」をラインアップに加えるという。Express製品についてはWindows 8、Windows Phone、Windows Azura、Web向けのアプリケーション開発が行えるように設計されており、C#/Visual Basic/C++/JavaScriptなど複数の言語をサポートする。
固有の言語のみをサポートしたExpressエディション(C# Express、Visual Basic Express、C++ Expressなど)で開発したい場合は、Visual Studio 2010のExpressを使用するよう勧めている。また、アウトオブバンドとして昨年リリースされたLightSwitchについて、正式にVisual Studio 11のコア製品ファミリの一部となった。
Visual Studio 11のハードウェア要件については、Visual Studio 2010と同じとなっている。ただし、動作OSについては、Visual Studio 11が最新のWindowsのみで実装されたコア機能を活用しているため、Windows 7以降のみのサポートとなっている。
Visual Studio 11で開発されたアプリケーションは、.NET Framework 4.5(マネージドアプリの場合)およびVC 11ツールセット(ネイティブアプリの場合)が設定されるため、基本的にはWindows Vista以降の環境のみで動作する。ただし、Windows XPおよびWindows Server 2003で実行できるように、Visual Studio 11にマルチターゲット機能が用意されている。