パナソニック エコソリューションズ社は5月28日、各種計測端末で測ったエネルギー使用量を「見える化」するだけでなく「見せる化」することで、さらなる省エネや節電への関心や意識の向上を促すエネルギーモニタ「LAN対応ユニット 電力見せる化プラス」を発表した。
2010年4月施工の改正省エネ法による、エネルギー管理義務に対する電力使用量の「見える化」への関心の高まりに加え、昨今、オフィスビルでの従業員への省エネ・節電啓発や学校での環境教育への活用など、電力使用量の「見せる化」への関心が高まっている。
同製品は、当社の各種計測端末で測ったエネルギー使用量を収集・蓄積する「LAN対応ユニット」に、大型ディスプレイへのエネルギー使用状況の「見せる化」機能を追加。学校やオフィスビルでの電力・ガス・水道のエネルギー使用状況に加え、太陽光発電の発電状況を大型ディスプレイに表示することで、省エネや節電への関心や意識のさらなる向上に促す。
具体的には、リアルタイムで電力使用量・太陽光発電量を表示し、施設全体の電力使用状況を確認できる。学校向けおよびビル向けの建物での用途に合わせた「見せる化」の画面の選択が可能。「見せる化」することで、省エネ・節電意識のさらなる向上に寄与する。電力の使用状況に加え、ガス・水道の使用状況の表示も可能なため、施設で使用するエネルギーをまるごと「見せる化」できる。
また、エネルギーの使用状況をグループ別・時間別・曜日別グラフで詳細表示が可能。過去との比較表示や使用状況の傾向が把握でき、目標値を設定すると、画面表示と警報音での知らせることもできる。ピークコントロールや省エネ改善の検討などにも役立つ。
さらに、既設の設備への後付けが可能な当社の各種計測端末で計測を行うので、簡単にエネルギーの「見せる化」システムを構築できる。省エネ・節電意識の向上だけではなく、学校などでの環境教育にも活用できるとしている。
なお、パナソニックでは、同製品を活用したエネルギー使用量の「見せる化」提案活動を強化し、2012年度で2000台の販売を目指すという。7月21日より発売する。