TKCは、今夏の電力不足対策に向けて全国3か所のコンピュータセンター(統合情報センター)に移動電源車を配備するとともに、これによる給電環境を整備すると発表した。

「移動電源車」

具体的には、今夏の電力供給不足が見込まれる4つの電力管内のうち関西、九州に所在する統合情報センターに加え、栃木統合情報センターに移動電源車を7月17日から9月29日までの約3カ月間、レンタル配備するとともに、約2億円をかけて該当センターにおいて給電環境を整備するための高圧電力(6,600V)の電気回路工事を実施する。

これにより、電力供給不足「電力制限(電気事業法第27条電気の使用制限等)」、「計画停電(一定期間の停電発生)」、「災害停電(被災拠点の電気喪失)」により想定される統合情報センターでのリスクであるオンラインリアルタイム処理ならびに会計帳票等の印刷処理の停止、遅延を防止することが可能となり、顧客の事業/業務継続に貢献する。

配備する移動電源車は、NTTファシリティーズ「RESCUE POWER」を3台レンタルし、燃料供給は軽油で3時間毎(常時運転可)、稼働時間は連続24時間(累計500時間程度の運転が可能)。送電能力は高圧(6,600V)、500KVA(350KVA)で同期送電可能。