米セールスフォース・ドットコムは5月23日、ソーシャルエンタープライズのリアルタイムコミュニケーションを実現する「Chatter Messenger」および「Chatter Screensharing」を発表した。
Chatter Messengerは、企業内ソーシャルネットワークにおいてビジネス環境に即したセキュアなリアルタイムコミュニケーションをもたらすツール。具体的には、「IM(インスタントメッセージング)」「個人チャット、グループチャット」「プレゼンス」「チャットロスター」といった機能を備える。各従業員のチャットロスターには、その従業員のソーシャルグラフが自動入力されるほか、My Favoritesリストに個人とグループを最大100件まで登録でき、常にチャットリストのトップに表示される。
Chatter Screensharingは、Salesforce Chatterで画面を簡単に共有することを実現するツールで、従業員同士で画面やプレゼンテーション資料などを簡単に共有することができ、従業員の生産性とエンゲージメントが高められる。
クラウド型 社内SNSツール「Salesforce Chatter」画面 |
Chatter Messengerは現在のところ、6月に一般提供を開始する予定となっており、Chatter.comユーザを含め、Chatter MessengerはすべてのSalesforceユーザーが追加料金なしで利用できる。Chatter Screensharingは現在のところ、2012年第3四半期に限定パイロット版が提供される予定。