みずほ情報総研は5月23日、iPadの活用により会議運営の進行とペーパーレス化を支援するソリューション「MHIR+SMART-1」を、川崎汽船に提供したと発表した。川崎汽船では、実際の会議における検証を経て5月から、本システム用に既設のサーバを利用、当初35台のiPadを役員向けに導入し、利用を開始している。
川崎汽船では、当初はパソコン版のペーパーレス会議ソリューションの導入を検討していたが、役員会議におけるペーパーレス化の要件を十分に満たした機能性と、その機能性にマッチした価格面を評価し、今回の採用に至った。
同ソリューションは、iPadを用いて会議情報の管理から進行支援、セキュリティ管理、議事録作成支援(オプション)までのトータルな会議管理を実現する、会議運営支援ソリューションで、昨年10月の販売開始以降、既に複数社の企業で活用されている。
同ソリューションの導入により、参加者はiPad上で資料のダウンロードや書き込み、書き込みした資料のメール送信が可能となるほか、発言者は参加者が使用するiPad上の資料の一斉連携が可能となる。
また、参加者支援機能として、参加者はipad上で個別にマーキングができ、書き込んだメモや資料をメールで送ることも可能で、ファイル・ページ操作もサムネイル機能を搭載している。
資料の保管期間に応じてiPadやサーバから資料を自動削除するとともに、会議情報やユーザー、端末を関連付けて管理することで、不正なアクセスも防止でき、さらに、議事録作成支援システム(オプション機能)では、各iPadの録音ファイルをサーバに集約し、各音声ファイルを1つの音声ファイルに合成し、音声のテキスト化を行なうことも可能となる。