富士ゼロックスは、同社が昨年8月から無償で提供しているビジネスコミュニケーション支援サービス「SkyDeskサービス」に、機能強化とより組織的な利用環境を提供する有料サービスメニュー「SkyDesk CRMプロフェショナル」と「SkyDesk CRMエンタープライズ」、およびオプションメニューを追加し、提供を開始した。
SkyDesk CRMプロフェッショナルでは、無料サービスで3人に制限されていた利用人数が無制限に拡大され、データ管理できるレコード数も無料サービスの10万件から無制限に拡大し、ユーザーごとにデータの作成・編集・削除など、組織体制や運用ルールに合わせた権限設定が可能となる。
また、見込み客へのキャンペーンの案内など、CRMに登録された顧客に対して一括メール送信を行う機能のほか、ワークフロールールやエスカレーションルールを設定できる機能が追加された。これにより、例えば、ある一定規模以上の商談が登録された場合には責任者へメール通知する、商談のステージが見積もりの提示になったら、担当者に3日以内に見積書を作成するタスクを自動的に割り当てる、などの機能が利用可能となる。
そのほか、価格表や仕入れ先リストも登録することができ、CRM上で在庫管理から発注書作成、見積書作成、請求処理まで一貫して管理することが可能となる。
一方、SkyDesk CRMエンタープライズでは、SkyDesk CRMプロフェショナルの機能に加え、ストレージ容量のアップ(500MB)、登録データの重複チェック、顧客の問い合わせに対して自動でメールを返信など、より大量のデータを扱う大規模なCRM利用環境における効率化を支援する機能を強化している。
価格は、SkyDesk CRMプロフェッショナルが一人あたり6カ月で12,600円(税別)、SkyDesk CRMエンタープライズが同30,000円(税別)。
オプションメニューは、SkyDesk MailのメールをCRMに取り込むことが可能な「SkyDesk CRM Mailオプション有料プラン用」が3,000円(税別、/1人/6カ月)、「SkyDesk CRM Mailオプション無料プラン用」が5,000円(税別、/1人/6カ月)、SkyDesk CRM追加容量が4,000円(税別、/1GB/6カ月)。