日本ユニシスは5月22日、米国ユニシスのエンタープライズサーバ大型機「CS800Lシリーズ」と中型機「CS4100Lシリーズ」の販売を開始すると発表した。CS800Lシリーズは、最小構成価格2,266万円/月額から、CS4100Lシリーズは、最小構成価格519万円/月額から(どちらも、ハードウェア/ソフトウェア/保守料金の合計で税別)
CS800Lシリーズは、MCP(Master Control Program)環境で稼働する大型機「CS680Lシリーズ」の後継機に位置付けられる最上位機で、デュアルコア・プロセッサーのASIC(Application Specific Integrated Circuit)を搭載し、処理性能は前機種と比較して単一プロセッサ当たりで約20%、単一OS環境下のシステム最大性能も約16%向上している。提供性能は、各モデル間で最大12倍の張性を持っている。
さらに、前機種と同様に、パーティションごとに設定した処理性能は、キャパシティオンデマンド機能によって、業務ピーク時、あるいは別システムの障害バックアップ用として動的に増強することができる。また、パーティション間で処理性能を動的に再配置する機能(Performance Redistribution機能)を標準装備し、業務ピーク時にも柔軟かつ迅速に対応することができる。
CS4100Lシリーズは、MCP環境で稼働する中型機「CS4000Lシリーズ」の後継機に位置付けられる機種で、Intel Xeon ヘキサコア・プロセッサを搭載し、最大36倍の拡張性を有し、企業の基幹システムとして活用できる信頼性と可用性を高めたHA(High Availability)システムを提供する。さらに、プロセッサやメモリ、I/Oチャネルなど基本モジュールに搭載される機器は、すべて基本搭載したオールインワン方式で提供される。
今回、両シリーズは、新規機能として既存システムのモダナイゼーションを支援する「ClearPath Portal」を提供し、従来の専用端末からしかアクセスできなかったMCOアプリケーションを、ノンプログラミングでWebブラウザ、モバイル端末、スマートフォン、Webサービスと連携可能にする。