BOSS-CON JAPANは5月22日、OSS(オープンソースソフトウェア)のビジネス利活用を推進する支援団体「BOSS-CON JAPAN」を7月2日より設立することを発表。同日より設立メンバーの募集を開始した。
BOSS-CON JAPANは、「技術コミュニティは活発に活動しているものの、事業基盤を持たないため、なかなかビジネスに結びつかない(普及しない)」といったOSS技術を取り巻く環境を改善することが主な目的とされており、マーケティングの側面からこのような技術コミュニティの活動を支援する。
初年度は「Alinous OSS アプリケーションズ」「PHP セキュリティ・アライアンス」「Rails アドバンスド・パートナーズ」の3つのビジネスコミュニティが発足することになる。
開発者は、同団体に参加することでマーケティング活動の支援を受けられるほか、事例の共有や"学び"の場が提供されることになる。また、今後は独自の各種認定プログラムが整備される予定となっており、OSSへの取り組み姿勢や認定技術者の存在をユーザーに対して示すことができるようになるという。
発表時点での同団体への参加予定企業は、以下の29法人・団体、個人となっているが「最終的には200~300社程度まで増えるのではないか」(発起人代表 吉政忠志氏)とされている。
BOSS-CON JAPAN参加予定企業・団体・個人
i3planet、アシアル、アルティネット、アールラーニング、Winスクール、NECラーニング、NECソフト、エレクトロニック・サービス・イニシアチブ、沖電気工業、小川伸一郎氏、オープンソース・ワークショップ、オライリー・ジャパン、ケイケンシステム、格子組、小山哲志氏、コンテンツワン、スミレ・ジョイント・ロジ、セキュアスカイ・テクノロジー、デジタル・ヒュージ・テクノロジー、テンプスタッフ・テクノロジー、トランスネット、日本ユニシス、ネットワーク応用通信研究所、パドラック、日立ソリューションズ、PHP技術者認定機構、富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ、増井雄一郎氏、吉政創成
※五十音順。
7月2日の設立時におけるアドバイザリーボード候補企業は以下の10法人・個人となっている。
BOSS-CON JAPANアドバイザリーボード候補企業・団体・個人
アシアル、NECソフト、沖電気工業、小山哲志氏、セキュアスカイ・テクノロジー、日本ユニシス、ネットワーク応用通信研究所、日立ソリューションズ、富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ、増井雄一郎氏
※五十音順。
今後は同団体が運営責任者となり、「PHPセキュリティ&ビジネスカンファレンス」(時期: 11~12月下旬、定員: 250名前後)、「RailsDevCon」(時期: 今秋)といったイベントが開催される予定。