米GoogleのWebメールサービス「Gmail」でメールを検索した際に、オートコンプリート機能が各ユーザー向けにカスタマイズした検索語候補を示すようになる。

「メールを整理せずにアーカイブし、必要なメールを検索機能で探し出す」というのがGoogleが勧めるGmailの使い方だ。検索がGmailの利用体験のカギとなるため、同社はGoogle検索の機能を積極的にGmailに取り込んでいる。新しいオートコンプリート機能も、その1つだ。Google検索においてオートコンプリート機能がWeb履歴を基にカスタマイズした検索語候補を示すように、Gmail検索のオートコンプリート機能は過去のメールを分析して入力候補を予測する。例えば、ロサンゼルス行きの航空券を購入し、フライト確認のメールが届いている場合、検索ボックスに「lax」と入力するだけで、「lax reservation」や「lax united」などの候補が現れる。少ない入力の手間で効率的かつ正確に目的の情報を探し出せる。

新しいオートコンプリート機能は、通常のGoogleアカウントを対象にまず英語から利用可能になる。その後、他の言語に対応範囲を広げ、Google Appsアカウントもサポートするという。