5月21日、九州南部から関東・東北南部までの広い地域で金環日食が観られる。その他の地域でも部分日食となり、日本で金環日食が観られるのは25年ぶり、東京では173年ぶりとなる。日本で観られる次の金環日食は、18年後の2030年。

太陽が欠け始めるのは午前6時過ぎからだが、21日のGoogle検索画面はさっそく金環日食仕様に。Googleの「oog」が、左から太陽、月、地球のイメージとなっており、特に地球は日本が中心に描かれている。

Google 5月21日の検索画面

また、消費者庁が不適切製品の調査なども行った太陽観測グラスが置かれている。

食が最大となる午前7時30分頃の天気は、曇りの地域が多いという予報になっているが、雲が薄い場合には、日食を観測できる可能性もある。ただし、雲があるからとはいえ肉眼で見るのは危険なので、太陽観測グラスを使用して観てみよう。

国立天文台によると、主な地点の日食時間は次の通り。

地名 食の始め 金環日食の始め 食の最大の時刻 最大食分 金環日食の終り 食の終り
東京 6時19分02秒 7時31分59秒 7時34分30秒 0.969 7時37分00秒 9時02分37秒
静岡 6時17分43秒 7時29分44秒 7時32分13秒 0.969 7時34分42秒 8時59分10秒
京都 6時17分41秒 7時30分00秒 7時30分35秒 0.940 7時31分09秒 8時55分17秒
高知 6時15分24秒 7時25分11秒 7時26分46秒 0.946 7時28分21秒 8時49分35秒
鹿児島 6時12分49秒 7時20分05秒 7時22分11秒 0.954 7時24分17秒 8時42分26秒