NECは、昭和シェル石油のサービスステーション(SS)に設置したタブレット端末「LifeTouch」に、車や運転に関する有益な情報や電子マガジンなどを配信するコンテンツ配信クラウドサービス「Contents Director Enterprise Edition」の提供を開始したと発表した。
「Contents Director Enterprise Edition」は、NECがコンテンツ配信プラットフォームを用意し、コンテンツプロバイダから提供される電子マガジンや映像、ニュース、音楽などの様々なコンテンツを、端末の種類や情報の形式を問わず配信するクラウドサービス。
昭和シェル石油は現在、石油業界の4社が連携した電気自動車向け充電拠点のネットワーク「EVサービスステーション・ネットワーク」に参加し、昭和シェル石油独自の充電サービスを試験的に提供している。
ただ、電気自動車は充電にある程度の時間を要するため、充電サービスが受けられるサービスステーションを中心に、NECのタブレット端末「LifeTouch」を設置し、充電待ちの利用者に、電子マガジンや短編アニメの定期配信のほか、天気・交通情報などを提供している。
昭和シェル石油は、経済産業省の支援のもと、現在、10箇所のサービスステーションでこのサービスを提供しているという。