ソーシャルネットワーキングサービス最大手の米Facebookは5月17日(現地時間)、新規株式公開(IPO)の公募価格を38ドルにすると発表した。1億8000万株を同社が新規公開するほか、既存株主が2億4100万株を売り出す。18日からNASDAQ市場で取り引きされる予定で、ティッカーシンボルは「FB」。

株式上場に向けて周到な準備を進めてきたFacebookは、今年2月にIPO申請文書を米証券取引委員会(SEC)に提出し、今月3日に公募価格帯を28~35ドルにすると公表した。しかし投資家の関心が非常に高かっため、15日に公募価格帯を34~38ドルに引き上げ、最終的にはその上限での売り出しを決めた。調達額160億ドル、時価総額は1040億ドルになる。米インターネット企業として2004年のGoogle (調達額16億7000万ドル、時価総額272億ドル)を大きく上回り、米企業としても五指に入る株式上場になる見通しだ。