ハイカムの画面イメージ |
デジタルガレージは5月16日、スマートフォン向けの動画編集サービス「HighlightCam」を提供する米HighlightCam社と資本・業務提携を結んだことを発表した。デジタルガレージ子会社のDGインキュベーションがHighlightCam社に出資し、日本市場におけるHighlightCam(日本でのサービス名はハイカム)の事業展開を共同で行う。
ハイカムは、操作の手軽さを特徴とするAndroid向け動画編集アプリ。スマートフォンに保存したビデオや写真から特徴的な部分を抽出して、動画コンテンツを自動で作成できる。動画の長さの調節も可能で、BGMやエフェクトなどの編集にも対応。無料のベーシックプランと有料(月額350円 / 年額2500円)のプレミアムプランが用意されており、プレミアムプランは広告エンドロールが挿入されないほか、高画質ムービーの作成やエフェクトの種類が多いなど、動画編集の自由度が高い。
生成したコンテンツは、Facebookやmixi、Twitter、ニコニコ動画、YouTubeなどを通じて他ユーザーと共有できる。同社は「撮りためたビデオや写真を手軽に活用できる手段を提供することを通じて、短編の動画コンテンツによるコミュニケーションという新たな市場の開拓が期待できる」としている。
ハイカムの一連の編集処理は、マサチューセッツ工科大学やカリフォルニア州立大学バークレー校の研究成果として生まれた最先端のAI技術や顔認識技術を利用しており、スマートフォンと連携したサーバー側で行われる。
日本でのアプリの提供開始日は5月30日を予定しており、公式サイトのフォームにメールアドレスを記入して登録しておくと、アプリのリリース時に通知メールを受け取ることができる。
今回の提携に伴い、同社は事業開発やマーケティング、ローカライゼーションなどを通じて、日本におけHighlightCam社の事業を支援する。また、NTTドコモと連携したマーケティング活動も決定しており、NTTドコモが今夏に発売するAndroid搭載の「Xi(クロッシィ)」対応スマートフォン全11機種にハイカムがプリインストールされる。また、これらの端末を購入したユーザーに対して、プレミアムプラン(月額350円 / 年額2500円)を半年間無料で提供するキャンペーンを実施するという。