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Mozillaは15日(米国時間)、Andorid版Firefoxのベータ版を公開した。Mozillaでは昨年より、Android向けにFirefox Syncやアドオン、タブブラウジングなどの機能をもつFirefoxを提供している。
今回リリースされたAndroid向けFirefoxのベータ版では、ユーザーインタフェースの刷新やAdobe Flashプラグインへの対応、Google検索利用時のSSL暗号化通信、起動やページ読込の高速化、スタートページの再設計、タッチの応答性向上、文字サイズの自動拡大など大幅な改良が行われている。
特にユーザーインタフェースがAndroidデバイス向けに最適化されたことが注目される。Android向けFirefoxのベータ版には「Awesome Screen」という機能が新しく導入されている。この機能はデスクトップ版Firefoxの「Awesome Bar」に似た機能を提供しており、URLフィールドからの検索や、最近開いたページやよく開くページを参照できるようになっている。
Adobe Flash Player用のプラグインが用意されたことも大きい。標準ではFlashのプラグインコンテンツは自動では動作せず、タッチ操作で読み込まれるようになっている。ただし、Android 2.3(Gingerbread)搭載の Tegra 2端末ではFlashプラグインが動作しない既知の問題があるという。
Android向けFirefoxのベータ版は、Google Playストアで公開されている。対応OSは、Android 2.2(Froyo)からAndroid 4.0(Ice Cream Sandwich)と幅広くサポートしている。現在は英語版のみのサポートだが、日本語版も近日中に公開するとしている。