OrientDB is an Open Source NoSQL DBMS.

15日(英国時間)、「OrientDB」初のメジャーリリースバージョン「OrientDB 1.0」が公開された。OrientDBは、グラフデータベースとドキュメント指向データベースの2つの特性をもったNoSQLのDBMS(Database Management System)。特定の動作に機能特化したNoSQLのひとつで、Javaで開発されている。

OrientDBはApache CouchDBやMongoDBと同じドキュメント指向データベースだが、リレーションシップをグラフデータベースのように管理するといった特徴をもっている。ACIDトランザクションのサポート、スキーマレス/フルスキーマ/複数のスキーマの選択、リレーショナルデターベースに慣れた開発者向けにSQLレイヤーなどを提供している。

OrientDB 1.0の主な特徴は次のとおり。

  • マルチマスターレプリケーションアーキテクチャの導入
  • オブジェクトデータベースインタフェースの採用
  • OTraverseクラスの追加
  • データセグメントに作成/ドロップコマンドをサポート
  • サーバーサイドスクリプトのサポート
  • OSGiサポートの修正

OrientDBを開発しているプロジェクトはホスティングサービスにGoogle Codeを使用しており、ライセンスにはApache License v2を採用している。OrientDB 1.0はプロジェクトサイトよりダウンロードできる。