NECは5月16日、IAサーバ「Express5800シリーズ」のモジュラー型/ブレード型において、動作環境温度を従来モデルより5度緩和し、40度環境での動作保証を実現した新モデル計9機種(一部機種を除く)の販売を開始したと発表した。タワー型/ラック型はすでに40度環境に対応していることから、同社の主要なサーバ形状すべてにおいて40度環境への対応が実現したことになる。
新製品は、省電力性能に優れた最新CPU「Intel Xeon E5ファミリー」を搭載し、80PLUS取得の高効率電源などの省電力パーツを採用、パワーキャッピング/ファン制御など独自の制御機能によりサーバ単体の省エネ性能を向上している。
これによりデータセンターや企業において、空調などのファシリティ設備全体を含めて、従来比、約30%の省電力化が可能としている。
さらに、既存ユーザーが多い「Windows Server 2003 R2」を継続サポート、40度環境対応の最新モデルへのスムーズな移行を支援する。
そのほか、節電支援運用機能として、リモート監視/制御/操作が可能なサーバマネージメントチップ「EXPRESSSCOPPE エンジン3」を搭載。サーバのリモート管理が可能なリモートコンソール機能」、電源投入/切断等のスケジュール運転機能、消費電力の上限値を設定できるパワー・キャッピング機能を実現する。
新製品の価格および出荷開始日は次の通り。
なお、40度環境対応モデルは「B120d」「B120d-h」を除いた7機種となる。
製品名 | 価格(税別) | 出荷開始日 |
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モジュラー型サーバ「Express5800/E120d-M」 | 31万2,000円~ | 2012年7月26日 |
2Uラックマウント型サーバ「Express5800/R120d-2E」 | 32万4,000円~ | 2012年5月25日 |
1Uラックマウント型サーバ「Express5800/R120d-1E」 | 29万4,000円~ | 2012年5月25日 |
1Uラックマウント型サーバ「Express5800/R110d-1M」 | 26万5,000円~ | 2012年5月25日 |
2Wayタワー型サーバ「Express5800/T120d」 | 28万9,000円~ | 2012年5月25日 |
1Wayタワー型サーバ」Express5800/T110d」 | 12万8,000円~ | 2012年5月25日 |
高性能ブレード型サーバ「Express5800/B120d-h」 | 45万1,000円~ | 2012年6月29日 |
2Wayブレード型サーバ「Express5800/B120d」 | 27万1,000円~ | 2012年6月29日 |
1Wayブレード型サーバ「Express5800/B110d」 | 25万5,000円~ | 2012年6月29日 |