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Debianプロジェクトは13日(米国時間)、次期メジャーリリース「Debian 7.0」向けのインストーラ「Debian Installer 7.0 Alpha1 」を公開した。Debian Installerは、Debianディストリビューション向けに開発されているインストールプログラム。Debian 7.0は、「Wheezy」の開発コード名で呼ばれる次のDebianのメジャーアップデート。
Debian Installer 7.0 Alpha1では、ネットワーク設定としてWPAサポートの追加、リンク検出およびDHCP設定の改良、インストーラ終了時にDHCPの解放、危険なホスト名を設定させないよう解析ツールの強化、STP(Spanning Tree Protocol)サポートの追加などが行われている。
Linux版では、カーネルが3.2.16に更新され、標準のファイルシステムがext4に変更されている。また、/bootパーティションにBtrfsが使用できるようになっており、NBD(Network Block Devices)サポートの追加が行われている。FreeBSDカーネル版では、カーネルが8.3に更新され、9.0カーネルを選択するオプション、LVM デバイスの検出などが追加されている。
その他OSの検出としてWindows 8、BSDシステム、MeeGo、LFS(Linux From Scratch)、BeFSパーティションのHaikuをサポートし、WindowsおよびMS-DOS検出の改善やGentoo Linuxの検出の修正なども行われている。
プロジェクトでは、2013年始めのリリースを目標としており、リリースチームでは今年の6月中旬には開発をフリーズすることを計画している。
Debian Installer 7.0 Alpha1を使用した各アーキテクチャごとのCD/DVDイメージや、カーネルにFreeBSDを採用しているkfreebsd-i386およびkfreebsd-amd64のCD / DVD-ROMイメージはプロジェクトサイトで提供されている。