LSIは、従来の6Gbps SASドライブのインフラに12Gbps SASの速度のパフォーマンス・メリットを提供する独自のパフォーマンス向上機能「DataBolt バンド幅最適化テクノロジー」を発表した。
同技術は、現在の6Gbps SASのバンド幅を2倍に高め、6Gbps/3Gbpsのエンド・デバイスのバンド幅を束ねることで、12Gbpsのデータ・ストリームを実現するもので、インテリジェントにデータをバッファし、より低速のSASまたはSATAエンド・デバイスを持つホストの性能にマッチした速度でドライブに転送することを可能とする12Gbps SAS T10仕様に完全適合した技術。同社のSAS/SATAブリッジ・テクノロジーを活用しており、6Gbpsおよび3GbpsのHDDまたはSSDをサポート、PCI Express 3.0プラットフォームの性能を最大限に引き出すことが可能になると同社では説明している。
LSI 12Gbps SAS製品は以下の製品で構成されている。
- LSISAS3108:8ポート 12Gbps SAS/SATA ROC(RAID-On-Chip)
- LSISAS3008:8ポート 12Gbps SAS/SATA I/Oコントローラ
- LSISAS3x36R:36/28/24ポート 12Gbps SAS/SATAエクスパンダ
- LSISAS3x48:48/40/36ポート 12Gbps SAS/SATA エクスパンダ
- LSI SAS HBAソリューション:8~16ポート製品
- LSI MegaRAID SASソリューション:4~28ポートLSI Nytro XDアプリケーション高速化ストレージ・ソリューション
なお、これらの12Gbps SAS製品はすでにOEMユーザ向けにサンプル出荷中であり、一般ユーザ向けの出荷は2012年第4四半期に開始する予定となっている。