日本アイ・ビー・エムは5月14日、「つぶやきブログ」やプロフィール登録によりユーザー交流ができる機能などのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)機能を統合し、社内のコミュニケーションを円滑にする企業内ポータル・ソフトの新製品「IBM Intranet Experience Suite V8.0」を発表した。
同製品は、短い文章で近況を相互に伝えられる「つぶやきブログ」や、文書や表計算、プレゼンテーションなどのファイルを共有し、関係者全員で編集や確認ができる機能などを備えている。ユーザーは所属部門や専門分野、従事しているプロジェクトなどをプロフィールに入力することで、必要な情報や業務上関連するユーザーが自動的に検索され、業務の効率化やコミュニケーションの円滑化に役立つ。
英語や日本語のほか、中国語やタイ語など32言語に対応しており、グローバル展開を図る企業にも適した製品となっている。
同製品は、従来個別に販売していたポータル機能やSNS、検索機能などをワンパッケージにしたことで料金が抑えられており、ユーザー数が3,000名の場合は個別購入の約45%の使用料金となる。
使用料金は、数百名規模で利用可能な最小構成が1,936万9,000円で、個別購入する場合の半額になる。5月16日より日本IBMおよび同社のビジネス・パートナーが販売し、ダウンロードによる提供も開始する。