Lattice Semiconductorは、同社のmobileFPGAデバイスファミリ「iCE40 "Los Angeles"」として低消費電力「iCE 40LPシリーズ」4製品および高性能「iCE40 HXシリーズ」4製品の合計8製品(パッケージタイプは17品種)が品質認定基準を満たし、量産を開始したことを発表した。 同ファミリは同社が買収したSiliconBlueが開発を進めていた不揮発性40nmプロセス採用FPGAで、65nmプロセスを採用していた前世代品「iCE65」の後継製品となる。

8製品はLPシリーズがロジックセル数640の「LP640」、同1280の「LP1K」、同3520「LP4K」、同7680「LP8K」、一方のHXシリーズが同640の「HX640」、同1280の「HX1K」、同3520「HX4K」、同7680「HX8K」となっている(同社のファミリ一覧表にはさらにそれぞれロジックセル数が16192の「LP/HX16K」も記載されている)。

また、iCE40シリーズは、同社が提供する2種類の新たな開発キット「iCEblink」によって評価や導入を容易に行うことが可能であると同社では説明している。1つ目は高性能対応の「iCEblink40-HX」で、iCE40HX1K-VQ100デバイスを、低消費電力対応の「iCEblink40-LP」ではiCE40LP1K-QN84デバイスをそれぞれ搭載しており、いずれのデバイスも1,280個の論理ルックアップテーブルと64Kビットのオンチップメモリ、67個のユーザI/Oを有している。同キットはUSB電源を採用しており、1MビットのSPIフラッシュメモリ、容量性タッチボタン、LED、すべてのユーザI/Oへのアクセスが含まれている。

なお、これた開発キットの価格は39ドルで、近日中に同社のWebサイトもしくは正規代理店より購入可能になる予定。