大阪ガスグループのマーケティング会社であるエルネットは5月10日、同社が運営するオンラインストレージサービス「宅ふぁいる便」ユーザーを対象に実施した「スマートフォンについてのアンケート」の結果を発表した。
同調査は、3月28日から4月4日にかけて、宅ふぁいる便リサーチを用いて行われ、サンプル数は4,921名。
現在、個人用としてスマートフォンを「使っている」と回答した人は全体の41.6%で、2,048名だった。この人たちに用途を聞いたところ、「よく使う」機能として最も多かったのは「Web閲覧」の74.1%だった。次いで「メール(72.5%)」、「辞書や路線検索などのツール利用(45.1%)」「通話(44.4%)」という回答が得られており、単なる通話用の端末というより、情報端末として使われていることが明らかになった。
このようにさまざまな使われ方をするなかで、スマートフォンに対してどのようなメリットを感じているのかについて聞いたところ、「Webサイトの閲覧がどこでもスムーズにできる」という回答が最も多く、内訳はスマートフォンユーザーで82.3%、フィーチャーフォン(従来の携帯電話)ユーザーでも68.5%となった。
iPhoneユーザーとAndroidユーザーにおけるアプリの利用実態を調べるため、有料アプリと無料アプリのダウンロード数を聞いたところ、両アプリともにiPhoneユーザーがAndroidユーザーを上回っていることがわかった。
有料アプリを「ダウンロードしたことがない」人が、Androidユーザーでは51.5%であるのに対し、iPhoneユーザーは24.4%と、差が開いた。一方で無料アプリを「ダウンロードしたことがない」人はAndroidユーザーで6.0%、iPhoneユーザーで2.7%と両者とも少ないことから、Androidユーザーは有料アプリを購入することに対して抵抗感があるようだ。