講談社は5月10日、電子書籍ラインナップの拡充と電子書籍を手に取るきっかけ作りを目的としたプロジェクト「復☆電書」を開始したと発表した。

復☆電書は、現在入手困難となっている作品を「電子書籍で復刊」するプロジェクト。復刊作品の選定にあたっては、twitterとFacebookでリクエストを受け付け、リクエスト数の多い作品から、電子化の交渉などを進めるとしている。今回は初の試みとして、まず「数点程度」を復刊する予定。

リクエストの対象作品は「同社が刊行した作品で現在入手困難な作品」で、海外翻訳書やコミック、雑誌は対象外。リクエスト方法は、twitterの場合にはハッシュタグ「#復電書」を付けて書名と著者名を投稿、Facebookの場合には復☆電書のウォールに「書名」「著者名」を書きこめばよい。他のユーザーがリクエストした作品への投票は、それぞれリツイートや「いいね!」で行われる。

リクエストの受付期間は5月31日までで、6月4日に復刊作品を発表する予定となっている。同社では「(著者名など情報が)お分かりにならなくても復☆電書事務局でお調べいたしますので、お気兼ねなくリクエストください」としている。リクエストなどの詳細はプロジェクト告知サイトで確認できる。