コニカミノルタビジネステクノロジーズ(以下、コニカミノルタ)は、印刷、製本などのドキュメントに関するオンデマンド出力サービスを手がけるビジネスコンビニ国内最大手「フェデックス キンコーズ・ジャパン」を買収すると発表した。
コニカミノルタは、米FedEx Kinko’s Internationalが100%保有するフェデックス キンコーズ・ジャパンの全株式の売買契約を4月26日に締結。公正取引委員会の承認を経た後にクロージングを実施する予定。6月1日以降「フェデックス キンコーズ・ジャパン株式会社」は、「キンコーズ・ジャパン株式会社」に社名変更し、各店舗及びオンラインサービスは「Kinko's」ブランドで展開する。
フェデックス キンコーズ・ジャパンは1991年12月に設立され、資本金は9億2750万円、従業員数は800名。大都市圏を中心に49店舗、集中プリントセンター6箇所を有する。
コニカミノルタの中期経営計画では、成長に向けた重点施策の一つとして、商業印刷(CP)や企業内印刷(CRD)を主要市場とするプロダクションプリント事業の一層の競争力強化を掲げ、国内では一般企業のドキュメント出力ニーズへの対応、特に業務効率化やコスト削減の手段としての出力物内製化の提案に加え、アウトソーシングによる出力サービスの提供を重要課題としている。
コニカミノルタでは今回の買収について、「このたびのフェデックス キンコーズ・ジャパンの買収は、業種・業態に合った提案型営業の体制強化を図りながら、お客様志向のサービスメニューの拡充を進め、CRD市場に向けた様々なソリューションの提供を目的としています。これよりコニカミノルタの営業基盤の充実とお客様への新たなサービスのご提供を実現し、その結果CRD市場での高いプレゼンスが獲得できると考えております」としている。