Netcraft - Internet Research, Anti-Phishing and PCI Security Services

Netcraftは5月2日(米国時間)、2012年5月のWebサーバシェアに関する調査結果を発表した。今月は約6億6000万のサイトからレスポンスを得ており、前月に比べて1400万サイトほど少なく、22ヵ月ぶりに減少に転じているという。

サイト数全体では減少しているが、Nginxはここ9ヵ月連続でマーケットシェアを増やしている。今月は約89万サイトを獲得しており、去年から5.4%の増加と2倍以上に成長しているという。今年に入って順調にシェアを増やしていたApacheは、5月は1750万サイトの減少となった。Microsoft-IIS/8.0の利用状況については、今月は654のサイトが確認されている。

Netcraftでは今月より、SPDYを使用しているWebサーバも調査に加えている。SPDYは、Webページの読み込み時間を短縮する実験的なネットワークプロトコル。調査によるとSSL認証を使用してSPDYを有効にしているWebサーバは、339サイト見つかったという。

SPDYはWebサーバとWebブラウザの両方で対応している必要がある。ブラウザでは現在、Google Chrome及びFirefoxが対応している。WebサーバではApache、Jetty、Googleがサポートしており、Nginxも1.3系でのサポートが予定されている。