リコーは、同社のクラウドサービス共通基盤に、企業向けクラウドプリンティングサービス「FlexRelease(フレックスリリース) CX」を構築し、5月10日から「FlexRelease CX Standard」として提供を開始すると発表した。

このサービスは、ユーザーID/パスワードによる利用者認証を行い、クラウド上にアップロードしたデータを「FlexRelease CX」に対応したデジタル複合機(MFP)やプリンタ(2012年度中に対応予定)からインターネット経由で印刷することができるクラウドプリンティングサービス。

クラウドプリンティングサービス「FlexRelease CX」の概要図

WebブラウザやEmail、iPhone/iPad向けの専用アプリケーション(無償)から、印刷したいファイルをアップロードすることで、モバイルPCやスマートフォン、タブレット端末から、ドライバーレスで印刷を行うことができる。また、本サービス向けにPC専用のプリンタドライバも提供されるため、これまで通りの操作方法で、各種アプリケーションから印刷指示を出すこともできる。価格(税別)は月額2,500円(出力機器1台あたり)。

動作環境は、iOSが4.3.5/5.0.1(iPhone 4、iPhone 4S、iPad、iPad 2)、IE8/9で、印刷可能なデータは、Word、Excel、PowerPoint、JPEG/TIFF/GIF/PNG、テキスト、HTML、PDF。印刷文書データサイズは10MBまで(1文書)。Android 端末ではメール送信による印刷に対応する。

対応複合機は、imagio MP C4002(A)/C5002(A)/C3302/C2802、imagio MP C4001(A)/C5001(A)/C3301/C280、imagio MP 4002/5002/3352/2552。なお、サービスを利用するには、デジタル複合機に「imagio VM カード(20,000 円)」の装着が必要。