富士通マーケティング(以下、FJM)は5月1日、中国上海の復旦大学と提携を行い、4月よりモバイル端末の業務利用に関する共同プロジェクトを開始していると発表した。期間は、4月1日から6月30日までの予定。
プロジェクトは、統合業務ソリューション「GLOVIA」シリーズの開発技術者と復旦大学の教授、研究者など、26名のメンバーで構成される。
プロジェクト体制図 |
同プロジェクトは、2つのステップに分けて行われる。第1ステップとして、中国現地のビジネス慣習や業務を考慮したモバイル端末の業務利用に関する基本設計や仕様の研究を行い、第2ステップでは、第1ステップの研究成果を活用し、中国現地企業への適用を見据えたユーザーインタフェースの研究やモバイル端末に対応した応用技術の研究を推進する。
FJMは同社開発の販売管理システムを研究材料として提供し、「モバイル端末固有のGUIの活用および考察」をテーマに、「PC/モバイル端末双方からの利用を前提とした、デザイン/コンポーネント配置の最適性」、「モバイル端末固有操作の、製品への有効適用および活用方法」、「固定端末と比較した際の、モバイル端末のメリットの具体的な活用方法」の研究に取り組む。