OpenBSD

OpenBSDプロジェクトは5月1日(カナダ時間)、OpenBSDの最新版となる「OpenBSD 5.1」を公開した。OpenBSDプロジェクトは、5月と11月の半年おきにリリースエンジニアリングを実施しており、今回のリリースもこの取り組みの一環となっている。i386、amd64、macppc、sparc64向けのCDイメージを提供しているほか、alpha、armish、hp300、hppa、landisk、loongson、luna88k、mvme68k、mvme88k、sgi、socppc、sparc、vax、zaurusなど様々なアーキテクチャに対応している。

OpenBSD 5.1における注目点は次のとおり。

  • OpenSSH 6.0の導入
  • 各種デバイスドライバの改善と新しいデバイスサポートの実現
  • ネットワークスタックの改善と新機能追加
  • pf(4)の改善
  • softraid(4)の改善
  • localeの改善
  • smtpd(8)の更新
  • 7,000を超えるサードパーティソフトウェアに対応。

OpenBSDはセキュリティに注力したOSとして人気がある。OSのみならず、OpenSSHやPFなどのセキュリティ関係プロダクトの開発でも有名。OpenBSDプロジェクトに関連して開発されたセキュリティ関連のツールはほかのOSにも取り込まれている。