カヤックは、日本マイクロソフト(以下、マイクロソフト)とのコラボレーションで制作したサイネージ看板を、4月24日と25日に開催されたマイクロソフト主催の開発者向けイベント「Windows Developer Days」にて公開した。

「Kinect」を活用したサイネージ看板。アナログな黒板風の看板と、看板に埋め込まれたタッチパッドで、デジタルとアナログの融合を目指す

このサイネージ看板は、カヤックの新規開発ラボチームが、マイクロソフトの「Kinect」や「.NET Micro Framework」の技術を活用して企画・デザイン・制作したもの。コーヒーショップの店頭にある黒板風の看板に、Kinectによる人体検知、HTML5によるタッチパネルの描画とアニメーションのプロジェクション、.NET Micro FrameworkによるLEDとモーターの制御などの技術を盛り込み、人が近付くことで様々な仕掛けを始動させるインタラクティブな看板を実現している。

同看板は、コーヒーショップ「タリーズ」の協力を得て、ある店舗の店頭に試験的に設置されたといい、同イベントではその様子を撮影したムービーも公開された。また、近日中には都内のタリーズ店舗にて、期間限定での実用化も予定されているという。

なお、この作品はマイクロソフトの技術活用アイデアサイト 「もしもソフト サイコーのIDEA」でも紹介されている。同サイトには、同看板が実際に設置されたシチュエーションを紹介する動画も掲載されている。

看板に埋め込まれたタッチパッドでメニューを選ぶと、LEDが連動して光るなどの仕掛けも