日本HPは4月26日、スケールアウト型ストレージプラットフォーム「HP 3PAR Utility Storage」のラインナップを拡張し、クラウド向けストレージのパッケージ製品「HP 3PAR Fクラス スターターキット」を発表した。あわせて、「HP P10000 3PAR Vクラス」および「HP 3PAR Fクラス」を価格改定し、平均15%の引き下げを実施した。
「HP 3PAR F200 スターターキット」 |
「HP 3PAR F400 スターターキット」 |
「HP 3PAR Fクラス スターターキット」は、クラウド向けのストレージに必要なハードウェア/ソフトウェアをひとつの型番にセットした、ミッドレンジ向けのオールインワンパッケージ。組み込み・構成済みのワンパッケージのため、見積もり、発注、導入にかかる時間を約70%短縮。また、独自のシン・プロビジョニング機能を備えたソフトウェア「Thin Suite」を標準搭載することで、ストレージ運用を効率化し、運用コストを約50%削減する。
また、遠隔監視・制御によるプロアクティブな保守サービスが提供され、予防保守および障害影響の最小化によりビジネスクリティカルなクラウドインフラにも適用できる。
なお、日本で開発した製品を全世界で提供するので、グローバルなビジネス展開における同一製品の導入が可能だ。
ベーシックモデルの「HP 3PAR F200 スターターキット」と、拡張性に優れた「HP 3PAR F400 スターターキット」の2モデルをラインナップ。価格は、「HP 3PAR F200 スターターキット」が577万5,000円~、「HP 3PAR F400 スターターキット」が682万5,000円~。
いずれも、コントローラーノード数は2、FCホストポートは4、ドライブ本数は16、 物理容量は9.6TBで共通だが、HP 3PAR F400のほうがこれらの拡張性が高い。