三三株式会社は4月26日、BtoB企業の法人営業職を対象に「企業における名刺の認識」に関する調査を行ったことを発表した。対象としたのは法人営業職600名で、業務で獲得した名刺の所有や利用について回答した。
調査によると、「自分の名刺情報(人脈)を会社で共有することに抵抗はありますか?」という質問に対しては、39.4%が「社内なら誰と共有しても抵抗はない」と回答している。また、34.7%が「共有する相手を制限できるのであれば抵抗はない」と答えており、全体の74.3%が自分の保有する名刺を社内の他の社員にも活用してほしいと考えていることがわかった。また、20代は51.5%が「社内の誰と共有しても抵抗を感じない」と名刺の共有に寛容な姿勢を示しているが、同社は「近年のSNSにおける実名性や友人との関係がオープンになるという特徴が影響を与えていると考えられる」と推測している。
自分の名刺情報(人脈)を会社で共有することに抵抗はありますか? |
「転職する時、名刺はどのように扱われますか?」という質問には、38.8%が「全て会社に置いていく」と答えた一方で、38.5%が「個人が持ち出す」と回答しており、会社や人によって転職時の名刺の扱い方が大きく異なる結果となった。また、12.1%が「一部だけ個人が持ち出す」と答えているが、この結果を受けて同社は「名刺は誰のものかということについて共通の認識がまだないことが読み取れる」と分析している。
転職する時、名刺はどのように扱われますか? |