ヤフーは4月25日、「Yahoo!ツールバー」のフィッシング警告機能の強化について発表した。みずほ銀行、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、ゆうちょ銀行などと連携し、銀行系フィッシングサイトの対策を講じるという。

同社はこれまで、ユーザーからの申告や独自パトロール、フィッシング対策協議会からのデータ提供によって危険なサイトをデータベース化し、フィッシング対策機能に活かしてきた。今回、みずほ銀行、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、ゆうちょ銀行などからフィッシングサイトのURLデータが提供され、対策に活用する体制が整ったことで、銀行系フィッシングサイトをより早く警告・ブロックできるようになるという。Yahoo!ツールバーのほか、「Yahoo!あんしんねっと」や「Yahoo!メール」、Android端末向けブラウザアプリ「Yahoo!ブラウザー」でも提供データを利用した同様の対策を行うとしている。

Yahoo!ツールバーのWebサイトイメージ

同対策は4月末から実施される予定で、Yahoo!ツールバーの最新版(バージョン7.3)をすでにインストールしている場合は、銀行系フィッシングサイト対策機能が自動的に適用されるという。なお、対応ブラウザはInternet Explorer 6.0以降となっている。