NECは4月25日、高性能ワークステーション「SEGUENTE Express5800/50シリーズ」の新モデル「Express5800/55Xa」の販売を4月26日より開始すると発表した。本製品はミドルレンジでは国内で初めて、解析用途等の演算に優れたGPU用コンピューティングボード(以下、GPU用ボード)を2枚搭載可能にし、CADなどのCGを用いる設計・開発部門に加え、制作、解析、研究機関などの用途に対応可能。
Express5800/55Xaは、最新CPU「Intel Xeon プロセッサーE5シリーズ」を搭載。また、解析用途などの高速演算を目的としたGPU用ボード「nVIDIA TESLA C2075」を2枚搭載可能とした。これにより、CPUのみで演算処理を実施するよりも、消費電力を20分の1、コストを10分の1に低減し、大容量数値演算処理、CAD/CGデザイン、映像コンテンツ制作等の業務における計算能力を支援する。
さらに、グラフィックスアクセラレータには「AMD FirePro V4900」も採用し3画面同時出力を実現。医療領域においてレントゲン写真などの10bit高精細画像表示を2画面、カルテなどの操作画面を1画面、計3画面を同時に出力可能となる。
「Express5800/55Xa」製品の特徴 |
新製品の主な構成例と価格(税別)は次のとおり。
製品名 | 主な構成例 | 価格(税別) |
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Express5800/55Xa | Xeon E5-1620(3.60GHz)、2GBメモリ、500GB HDD、DVD-ROM、NVS300、Windows7 Professional | 32万1,000円 |
Express5800/55Xa | Xeon E5-2687W(3.10GHz)、4GBメモリ、500GB HDD×2、DVD Super MULTI、TESLA C2075、Windows7 Professional | 119万8,000円 |