日立製作所は4月25日、さまざまな種類のビッグデータをまとめて格納し、利活用を可能とするユニファイドストレージ「Hitachi Unified Storage 100シリーズ」、および重複排除機能によりデータ量を大幅に削減できるバックアップ用途向けファイルストレージ「Hitachi Capacity Optimization」の販売を開始した。
「Hitachi Unified Storage 100シリーズ」(以下、「HUS100シリーズ」)は、ミッドレンジディスクアレイ「Hitachi Adaptable Modular Storage 2000シリーズ」の処理性能や拡張性を強化した後継機で、「HUS110」「HUS130」「HUS150」の3モデルがある。
ブロック/ファイル双方のアクセスプロトコルに対応し、データの種類の異なるアプリケーションからのアクセスを1システムに集約可能で、これにより、さまざまな業務システムで発生するデータの横断的な処理が容易になり、迅速かつ有効にビッグデータを利活用できる。また、設備の初期投資や運用管理コストの削減にもつながる。
同製品には、ストレージハードウェア管理ソフトウェア「Hitachi Device Manager」が標準搭載され、ブロック/ファイル双方のストレージ容量や利用状況の確認、容量の割り当てなどの運用を1つの画面から一元的に行うことで、管理者の日々の運用負担も軽減される。
「Hitachi Capacity Optimization」(以下、「HCO」)は、バックアップデータの保存用ストレージに適したバックアップ用途向けファイルストレージで、「HCO210」と「HCO230」の2モデルがある。バックアップの対象となるデータの種類に応じ、適切な重複排除方式を自動で実行し、同一内容のデータを高精度に検出・削除することで、高い重複排除率を実現。バックアップデータを格納するストレージ部には「HUS100シリーズ」を活用しており、最大物理容量384TB、最大論理容量7.6PBと大容量のデータを格納できる。
価格は、「HUS110」(最大120HDD搭載可)が157万5,000円~、「HUS130」(最大264HDD搭載可)が422万6,250円~、「HUS150」(最大960HDD搭載可)が1,050万8,850円~。
「HUC210」(最大物理容量77TB)は1,219万1,550円~、「HUC210」(最大物理容量384TB)は 1,813万2,450円~。