National Instruments(NI)の日本法人である日本ナショナルインスツルメンツ(日本NI)は4月24日、ソフトウェア「NI LabVIEW」およびハードウェアなど、自社製品向けのiOS/Android用モバイルアプリを発表した。

モバイルアプリを利用することで、携帯性、使いやすさ、すばやい起動といった特性を活かし、データ集録/組込監視システムで集録した計測データへのアクセスを容易するなど、利便性を強化した。

このうち、「Data Dashboard for LabVIEW」および「Data Dashboard Mobile for LabVIEW」は、iPad/iPhone/Androidなどの端末上に、PCや組込計測のデータをチャート、ゲージ、テキスト表示器、LEDを組み合わせてリモート表示が可能。また、「LabVIEW」でプログラミング可能な「NI CompactRIO」などのデバイスで集録した分散型計測データの可視化ができる。この他、ネットワーク共有シェア変数やWebサービスデータに対し、Webやアプリのプログラミングなしで接続できる。

「NI cDAQ-9191 Data Display」は、ワイヤレス対応のハードウェア「NI CompactDAQ」をiOS/Android用デバイスに直接接続できる他、PCやディスプレイなしで計測データを構成、可視化、および保存が可能。また、「NI CompactDAQ」に接続するカスタムアプリをcDAQ-9191 Web APIでプログラミングできる。

なお、NIでは「LabVIEW」の基本コンセプトの習得、DAQデバイスのピン配列の表示、一般的な電子回路の習得、およびサポートリクエストの管理を行うためのアプリなど、複数リリースしている。

「NI LabVIEW」のiPadアプリ画面とハードウェア