凸版印刷は4月20日、クラウドサーバ上で高品質な3次元CGをリアルタイムに生成・配信できる自動車業界向けバーチャルシミュレーションサービスを開発。販売店の営業支援ツールやWebカタログなどとして、2012年5月より基本システムのテスト販売を行い、2012年夏から正式サービスの提供を開始すると発表した。

自動車業界向けバーチャルシミュレーションサービスの画面イメージ

同サービスは、自動車の「色替え」や「パーツ替え」などのシミュレーション3次元CGをネットワークを介してリアルタイムに生成し、PC、タブレット、スマートフォンなどさまざまなデバイスへ配信するシステム。ユーザーが端末の画面上で「色」や「パーツ」、「背景」などを選択すると、クラウドサーバ上の3次元CG生成エンジンがオーダーに合わせた自動車の3次元CGを瞬時に生成する。生成された3次元CGは、方向や傾きを回転してあらゆるアングルからの確認が可能。クラウドサーバ上には自動車のCADデータのほか、商品情報がデータベース化され、オプションパーツの適合可否やカスタマイズ後の価格などのシミュレーションもできる。

初期導入費用は、500万円~、運用費は20万/月~(コンテンツ制作、システム保守・サポート費は別途)