SAPジャパンは4月19日、同社および5社のパートナーが3ヵ月以内で安価な導入を可能にするSAPソリューション導入パッケージ「Rapid Deployment Solution」(以下、RDS)6種の提供を開始すると発表した。

RDSはSAPソリューションのパラメーターをあらかじめ設定することで、固定価格で新規導入あるいは既存顧客への追加導入を3ヵ月以内で実現するための簡易導入パッケージソリューション。ソフトウェアライセンス、導入・教育サービスが含まれ、価格は1,000万円前後からとなる。

SAP Rapid Deploymentの適応範囲

同社は2011年5月より顧客管理ソフトウェア「SAP CRM」のRDSソリューション「SAP CRM Rapid-Deployment Solution」を提供している。同パッケージは、機能を限定したことで初期導入コストを抑えられる一方、SAP EPRとの接続を含めた導入後の機能拡張が柔軟に行え、事前に定義されたパッケージにより迅速な導入を実現する。

SAPジャパンは、5社のパートナーが開発したRDSソリューションを認定し、全6種のパッケージを提供開始している。

CEGBがSAP CRMをベースにしたフィールドサービス業向けのサービスレポート「EMPIREA」、JFEシステムが「KPI Mart for SAP BusinessObjects Edge BI,version with data Integration」、東洋ビジネスエンジニアリングがSAP MIIをベースにした統合コックピットソリューション「Realtime Plant Dashboard」と「Weighing System for SAP ERP」、スミセイ情報システムがSAP CRMをベースにした全業種向け案件管理プロセスソリューション「ALIVIO-SFA」、トラヴィが全業種向け予算管理ソリューション「Business Planning for SAP BusinessObjects Planning and Consolidation」を提供する。