MathWorksは、「Arduino」、「BeagleBoard」および「LEGO MINDSTORMS NXT」の各プラットフォームで同社の「Simulink」モデルが直接実行できるようになったことを発表した。

この取り組みについて、サイモンフレーザー大学教授およびDirector of Mechatronic Systems Engineeringの、Farid Golnaraghi博士は「Simulink によるハードウェアの組み込みサポートは、プロジェクトベースラーニングを推進するもので、工学部生は、Simulinkでモデルを作成および実行することで制御理論を学習しており、これからは組み込みシステムについての知識がなくても、アルゴリズムをハードウェア上で簡単にテストして調整できるようになる」とコメントしている。

なお、Simulinkでは以下のプラットフォームに対する組み込みサポートを提供している。

  • ロボット工学、メカトロニクスおよびハードウェア接続に関する作業のための Arduino UnoおよびMega 2560 マイクロコントローラボード
  • オーディオ、ビデオおよびデジタル信号処理のためのBeagleBoard-xMシングルボードコンピュータ
  • ロボット工学アプリケーションのためのLEGO MINDSTORMS NXTロボット工学プラットフォーム

Simulinkでのハードウェアの組み込みサポートは、MATLAB & Simulink Student Versionを含む「MathWorks Release 2012a」にて提供されている。