キヤノンは、中堅・大企業向けのレーザープリンタの新製品として、A3対応カラー機「Satera LBP9650Ci」と「Satera LBP9510C」、およびA4対応モノクロ機「Satera LBP6600」の3機種を4月下旬より発売することを発表した。
このうちSatera LBP9650Ciについては、Javaベースのてアプリケーションプラットホーム「MEAP(Multifunctional Embedded Application Platform)」を標準搭載していることが特徴。これまで同社の「imageRUNNER ADVANCE」などの複合機には標準搭載されていたものだが、単機能のプリンタとしては同機種が初となる。これにより、認証印刷システムや出力管理ソリューションの導入など、オフィスのニーズに合わせてアプリケーションとして機能を拡張できるほか、プリントサーバなしで印刷ジョブを共有するなど、複数のMEAP対応複合機やプリンタのあるオフィス環境で、より柔軟な運用が可能になるという。
LBP9650Ci/LBP9510Cは、いずれもカラー/モノクロともに毎分30枚(A4)の高速出力を実現。スリープ時消費電力は約0.9Wと従来機種(LBP9600C / LBP9500C)から10%程度削減されている。
LBP6600は、毎分33枚の高速出力を実現。データ処理の負荷を最適なバランスでパソコンとプリンタに振り分け、印刷データを高速で処理するページ記述言語「LIPS LX」を搭載している。
各機種の発売日と価格は下記の通り。
機種名 | 価格(税別) | 発売日 |
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Satera LBP9650Ci | 22万8,000円 | 2012年5月上旬 |
Satera LBP9510C | 17万8,000円 | 2012年4月下旬 |
Satera LBP6600 | 5万9,800円 | 2012年4月下旬 |