住友電気工業(住友電工)は4月17日、Thunderbolt用光ケーブルのサンプル出荷を開始すると発表した。

同社は今回、IntelからThunderbolt技術の仕様開示を受け、独自の光ファイバケーブル技術および光モジュール技術と融合し、長距離伝送を可能とする同製品を開発した。

Thunderbolt用光ケーブルは、ケーブルの両端末のコネクタ内で電気信号と光信号の変換を行い、光ファイバによって信号劣化させることなく長距離伝送するアクティブ光ケーブル。端末のインタフェースはThunderboltメタルケーブルと同じであり、既存のPC・周辺機器のThunderboltポートに接続することができる。ケーブル長は最大20m。

Thunderbolt光ケーブルの直径は4.2mmで、現行のThunderboltケーブルと同サイズとなっている。また、民生機器での使用を想定し強靭性、堅牢性を追求した。独自の光ファイバを採用することで、180度に折り返すピンチや結び目を作ってしまうノット状態に対しても高い耐久性を有するという。

住友電工のThunderbolt用光ケーブル